こころのケア


【関連情報】フローレンスの保育塾(社内研修)で、お話しをさせて頂きました。

 2021年3月保育塾:参加者みんなで一緒に考えよう!~「子どもの権利」と「保育者の心のケア」の

 大切さについて~ https://florence.or.jp/news/2021/05/post46095/



1.解決志向で 「こころポカポカ」 ポジティブシンキング

・解決志向アプローチ

 相談援助における課題やニーズについて、未来に向かってポジティブに捉えて可能性を探求する手法です。

・問題解決志向アプローチ

 課題やニーズについて、過去の問題や原因を追求する手法です。
「本当はこうあるべきなのに、ここまでしかできない…」といったように、ネガティブに捉えてしまうと、気持ちの萎縮やストレスして、面接が悲しい体験になってしまうことがあります。
・相談場面での活用

 課題やニーズに対して、過去の成功体験に着目して振り返っていきましょう。

成功体験をイメージすると、気持ちがポジティブになり、会話も楽しいものになっていきます。課題やニーズに対しても、「やってみたいこと」「なりたい自分」をイメージしていましょう。

 「もしも、小児訪問看護さんが見つかったら、楽しくリハビリやケアの機会が得られるかな。」「もしも、お風呂のある放課後デイが見つかったら、大きなお風呂にはいれるのかな。」とポジティブな夢や願望を原点に可能性を探求していきましょう。

・未来の社会資源の掘り起こしも大切です

 今すぐには実現することが難しいことでも、 新しい事業所の開所時や看護師さんが増えたときにご協力して頂ける場合もあります。未来の社会資源の掘り起こしにもチャレンジしていきましょう。

 例えば、「放課後デイ」や「訪問看護」に問い合わせをしてみて、利用ニーズ(=地域ニーズ)を伝えてみたり、見学をしてみて、お子さんにも実際に会って頂き、地域に知って頂くことも大切です。


2.ホ・オポノポノ ~関係修復のばんそうこう~

・ホ・オポノポノとは

 ハワイの告白による和解と許しの習慣です。揉め事があると集会を実施し、住民同士で対話します。

非審判的態度と傾聴を意識しており、大事にしている4つの言葉があります。相手と衝突してしまったり、傷がついてしまった時に関係性を整えるときに役立ちます。

・ホ・オポノポノの習慣

 対話を通じて、相手の話しに耳を傾けて、お互いに認め合います。静かにゆっくりと話しながら、自身の考えや気持ちを伝え合えます。

・4つのことば

 「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」

この4つのことばをイメージすることで、苦しみ、悲しみ、怒りといった負の感情から気持ちをクリーニングして癒やしをもたらすといわれています。

・修復的対話の実践では

 人間を尊重する平和的な対話のベースで行いましょう。誰かが傷つく事が無く行う事が大事です。

 対話のルールは「お互いに尊重する。相手の話に耳を傾ける。相手を非難しない。話したくない時は話さなくてもいい。」このことを保証することが大切です。

 ファシリテーターを行う場合は、参加者の問題に対する考え・想いを事前にヒアリングをして、参加者自らが解決方法を探れるようサポートしていきましょう。


3.感情労働 ~こころの信号を点検しようね~

・感情労働とは

 保育士や看護師、ヘルパーさん等の対人援助職は、クライアントの感情にふれる高度な感情コントロールが

求められます。また、クライアントも、沢山の支援者の来訪でストレスを感じることが少なくありません。

・ストレスフルな世の中で大切にしたい心のケア

 自分の感情が揺さぶられてしまう場面は少なくはないと思います。ネガティブな感情が出てきたときやストレスを抱えていると感じる時、誰かに相談する、気分を変えるなど、注意をして対処することが大事です。


4.適切な「距離感」を考えてみよう

・相手との距離感について

 あなたの持つ「やさしい気持ち」がたくさんの人を幸せにしてくれます。相手との距離感を意識していても、どうしても感情移入をしてしまいがちです。尽くし過ぎてしまったり、相手に合わせ過ぎて疲れてしまう場合もあります。

・境界線があってもいいんです

 自分の体や心を守る事も大切です。

相手によって、境界線を作ったり、距離感を短くしたり長くしても良いんです。

・もしも困っている人をみかけたら

 あいさつをしてみたり、声をかけてみましょう。アドバイスよりも聞くだけに助けになる場合があります。専門職としての役割のなかで、できる範囲にしよう。直接手伝うのではなくサポートシステムにつなぐ事も大切です。


4.まほうのことばで、こころハッピーに。

・ポジティブワード

 ポジティブな言葉はこころを豊かにしてくれます。人間は言葉で思考し、物事を解釈するといわれています。頭の中をポジティブな言葉で増やすことで、胸があたたかくなり、気持ちも明るく変化していきます。やる気を取り戻し、前向きになることで、人言関係をスムーズに、自分自身もポジティブになってみよう。

  

 参考出展:子ども情報ステーション by ぷるすあるは(https://kidsinfost.net/)


6.衝突の原因ってなんだろう?立場の違いがあるかも。

・衝突(コンフリクト)する原因は

保育や介護、医療の現場では、多くの専門職が、子ども達と関わっています。

それぞれ自分の専門性を活かして親子に対して様々なアプローチを行いますが、

役割や立場の違いで、時には衝突(コンフリクト)が起きてしまいます。

 

・衝突したとき

衝突したとき、ICF(※)のマッピングを用いて、それぞれの立場や役割を客観的に考えてみよう。

客観的に考えることは、お互いの理解につながります。

心身機能や身体構造の役割を担っているのは看護師。参加の部分は保育者。

環境因子の部分は事務局。それぞれには立場や役割があり、相互に影響し合っています。

それぞれの専門職は全員子どもたちやご家族の幸せを願って日々支援しています。

時に衝突したときには、この図を思い出してくださいね。

 (※)ICFとは「国際生活機能分類」と呼ばれ、生きることの全体像を示す共通言語です。


7.大切にしたい こころのケア

・大切にしたいこころのケア

現代は、SNSやチャットなどでの文字でのコミュニケーションが増えてきました。人と会ったり声を聞くとホッとした経験は皆さんもおありだと思います。人と話す機会を意識的につくっていくことは、これからの時代、とても大切だと感じます。


8.じぶんのトリセツ(充電方法)を増やしていこう

・わたしのトリセツ(充電方法)を増やしていこう

何気ない、時間の合間に、ストレッチや体操をしたり、水分補給や飴を舐めて気分転換しています。早めに訪問先にむかって、社会調査(公園や避難所探し)をしながら散歩を楽しんだりしています。充電方法を増やしていきましょう。


9.ストレスを「ドキドキ」から「わくわく」に変換しよう

・ストレス研究には諸説ありますが、最近の研究では、ストレスそのものは、からだには悪くなく「ストレスはからだに悪いという思い込み」が、病気のリスクを高めていることがわかりました。

・ドキドキして呼吸数が増えることは体に悪いことではなくて、脳に酸素と一緒にエールを運んでくれている。アドレナリンと一緒にオキトシンが、こころの愛情を高めてくれる。

ストレスが多い世の中ですが、何かネガティブなことが起こったときに、少しポジティブに物事を受け止めていけるといいなと思います。

 

参考出典:ケリー・マクゴニガルさんのTEDスピーチ(youtube)